10月に入りました。多くの事業者の皆さんは後半戦のスタートですね。

雇用が変わる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント

雇用が変わる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント

さて、私事で恐縮ですが、この度、著書「雇用がわる」を上梓したことをお知らせさせてください。

一部の皆さんにはお伝えしておりましたが、出版社の都合もあり、予定より2か月ほど遅れて出版されることになりました。すでにご予約をくださっている皆さまには発行が遅れたことをお詫び申し上げます。

雇用がわる」の内容ですが、副題として「人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」としています。

人材サービスを利用する企業の皆さまを対象に、正しい考え方でサービスを利用して頂きたいという思いで執筆させて頂いたものです。

「はじめに」をお読み頂ければ、本書の目的や特長をご理解頂けるのではないかと思います。まずは、その一部を抜粋します。

【はじめに】(抜粋)

我が国におけるいわゆる非正規雇用に関する問題は、いまや個人や企業の枠を超え、社会や経済にまで大きく影響する最も重要なテーマの一つとなっています。

本書では、いわゆる非正規雇用のなかでも特に取り組みが遅れているとされる外部労働市場の人材派遣とアウトソーシングに焦点をあてながら四つの内容で話を進めます。

第1章の「人材サービスを取り巻く雇用環境」では、労働者派遣法に関連する法改正の変遷や国内外の雇用環境の現状を捉え、人材派遣とアウトソーシングの成り立ちをひも解きます。

続く第2章「人材派遣サービスの有効活用」、第3章「アウトソーシングの戦力化」では、企業において人事管理や現場の業務に携わる皆さまがこれらのサービスを公正かつ有益に利用できるよう要点を抑えながら、戦略的に活用するための考え方や実務について解説します。

そして第4章の「雇用が変わる」では、我が国が抱える雇用問題の背景や今後を考察しながら、求められる雇用政策を提言するとともに、企業にとってのこれからの雇用のあり方を考えます。

雇用にまつわる書籍は、多くの場合、学識者、あるいは社会保険労務士や弁護士のような有資格者の方が執筆されることがほとんどです。

本書では少し見方を変え、人材サービスを利用する企業と人材サービスを提供する企業の双方における筆者の知識や経験を織り交ぜながら、企業経営やビジネスの観点からご活用いただけることも特長として書き進めます。

時代の変革期を乗り越え、人びとが働きがいや生きがいを得ることで幸福な日々を感じられ、企業が次世代に向かって持続的な成長につなげられるかは、いかに外部人材を戦略的にマネジメントできるかが試金石の一つとなります。

本書が企業の皆さまの人材マネジメントを見直す機会となり、我が国のさらなる発展の一助になれば何よりの幸いです。

出版社から執筆の依頼を受けたときのことを振り返ると、私が書く意味のあるものにしようと思ったことを思い出します。

つまり、学識者、有識者の方々とは違った観点のものにしなければおもしろくないと思って書いたということです。そもそも学識者、有識者の方々と同じようには書けませんから(笑)。

書き終えてみると、当初考えたことはほぼ達成できたかと思っていますが、出版社からは、帯で以下のように紹介して頂いています。

「働き方改革」を乗り越える。

「同一労働同一賃金」の推進を見据え、

実践的な視点で企業がとるべき道を考察。

人材サービスを利用する企業、人材サービスを提供

する企業の双方の立場を経験した著者だからこその

鋭い切り口。

学識者、有識者などによる類書とはひと味違う企業

経営とビジネスの視点がここにある。

人材サービス事業者にも必読の書。

帯はプロモーションツールですから、少しでも売れるように、と紹介して頂いたものですが、本を記した本人の私としては、どことなく、くすぐったい気持ちになります。

ただ、表現はともかく、人材サービスに携わる皆さまにもお役に立てるのではないかなと思っています。ぜひ、お手に取ってご一読頂ください。また、お読み頂けた方は、ぜひ感想をお寄せ頂ければ幸いです。

雇用がわる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」水川浩之著

ただいま、Amazonで予約受付中です!

10月15日に発売です。四六判287ページ。出版社:レクシスネクシス・ジャパン株式会社

(※レクシスネクシス・リーガル・アンド・プロフェッショナルは、法律・税務の専門家や企業・政府・学術・非営利組織の実務家による意思決定および業績の改善に役立つコンテンツ・技術ソリューションを世界100カ国以上で提供しています。)