9月2日の拙ブログ「平成29度の労働政策、労働者派遣法は?…第39回労働政策審議会開催」で、労働政策審議会の来年の重点項目として「労働者派遣事業の在り方等について検討する」と挙げられているので、「まずは『今後の労働者派遣制度の在り方に関する研究会』の開催からになりそう」などと書いてしまいました。
たしかに来期のことと言えばそうなるのかもしれませんが、なんと9月9日にいきなり「第242回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会」が開催されるとのこと。
よくよく考えてみると、昨年2015年に改正労働者派遣法が施行されてからポツリポツリと「労働力需給制度部会」は開催されているものの、非公開でのことが多く労働者派遣について議題になったことはほとんどありません。
たしか、議論の結論が出る前にふわふわとした状況のままになっているものもあったように思います。
今回の議題は「労働者派遣法改正法の施行状況等について」となっており、このままに受け止めると昨年の改正以来どのような状況にあるのかという説明から入り、議論が進めばその中で何が問題なのかという話になるのではないでしょうか。
開催場所もいつもの中央合同庁舎5号館の厚生労働省ではなく、芝公園の労働委員会会館講堂とのこと。
前々から予定していたわけではなく、いきなり決まったため場所が取れなかったからでしょうか。それともこの時期の中央合同庁舎5号館は蒸し風呂のような暑さで思考能力が低下するからでしょうか(笑)。
今回の労働力需給制度部会でなんとなく今後の労働者派遣法の議論の進み方がわかるのかもしれません。
平成24年の改正法、平成27年の附帯決議ともに問題が大きいことは事業者の皆さんは十分ご存知とは思いますが、少しでもよい方向に向くとよいですね。
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