7月1日(金)14:00~17:00に両国の国際ファッションセンター3階 KFCホールで人材サービス産業協議会(JHR)主催の「平成28年度優良派遣事業者認定制度シンポジウム」が開催されました。
「認定制度の効果と今後への期待」として、「制度の紹介」、「27年度認定された企業3社の事例発表」、「製造、紹介、派遣団体の代表によるパネルディスカッション」が行われました。
28年度認定制度のスケジュールとして、以下のように発表されましたので、お知らせします。
~今後の予定~
7月下旬 審査認定機関の決定
9~10月 全国説明会
11月 申請受付開始 ※受付期間は2週間程度を予定
申請受付後~1月末 訪問審査
3月中旬 認定及び認証
3月末頃 認定企業発表
「優良派遣事業者認定制度」は、エビデンスを基に審査が行われるため、エビデンスがきちんと整備されているかどうかが最も重要になります。
しかし、エビデンス(証拠書類)ですから、事実としてその項目が実施されていなければ意味のないことであり、事実にないことを偽造、ねつ造することはもっての外であることは言うまでもなく、実際にそのオペレーションができているかどうかが非常に重要なものとなります。
その意味では、人材派遣事業者の皆さんは、根本から自社のオペレーションを見直すことが求められるものとなるでしょう。
また、「優良派遣事業者認定」は取得することが目的ではなく、これを取得することによって、よりよい事業環境を整備、維持、向上することが目的と捉えることの方が重要です。
すでに取得した事業者のアンケート結果によると、取得した理由は「ブランディング強化」「競争力強化」「社内の意識改革や業務体制の見直し」が上位に挙げられていますが、いずれも、認定を取った後に審査項目ができていなかった場合、むしろ大きな信用失墜となるため、両刃の剣となる可能性もあります。
「優良派遣事業者認定」を取得する際は、本当の意味での経営力と卓越したしくみ創りが必要になります。
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