拙著「雇用が変わる」の特長と目次

雇用が変わる　人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント（レクシスネクシス・ジャパン）

昨日のブログ「著書「雇用が変わる」を上梓しました！」では、拙著「雇用が変わる　人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」を執筆した目的についてお知らせしましたが、今日は、学識者や有識者の書かれたものと何が違うのか、どのような特長があるのか、について紹介させて頂きます。二日続けてでスミマセン！

人材サービスを利用する企業、人材サービスを提供する企業の双方の立場を経験している方が書いた本は見たことがありません。双方の本音を知っている私だからこそ言えることを書きました。
人材サービス業界の方が書いた本はほとんどありません。書かれた方の顔は全員目に浮かびます。特に事務系人材サービスで類書を書かれた方にお目にかかったことはありません。
人材サービスを利用する企業を対象にした類書はほとんどありません。労働者派遣法の解説よりも、人材派遣サービスを利用するための考え方に重点を置きました。マネジメントレベルだけでなく、実務レベルまで寄り添った内容にしたつもりです。
人材サービス事業者の皆さんは、クライアントとなる企業に言いたくても言えないこともあると思います。そんな皆さんの代弁をしたつもりです。クライアント企業向けの販促にもお使い頂けると思います。
人材サービス業界が健全に発展することを願い、人材サービス事業者の皆さんにとっては耳の痛い話も書かせて頂きました。事業運営を振り返る参考にしていただければと思います。
労働者派遣法は本法だけでなく、政省令、告示、通達などまで重要なポイントを押さえたつもりです。一般的に法律名などは省略されることが多く、原文を探すのが大変であることも多いので正式名称を記載して探しやすくしました。
当然ながら労働者派遣法は平成27年改正法を反映した内容としています。社内の研修などでもお使い頂けると思います。データなどもできるだけ最新のものを使うようにしましたが、原稿の校了に間に合わなかったものもあるのでお許しください。
アウトソーシングについて企業のマネジメントレベルで書かれた本はほとんどありません。体系的にBPOについて書かれたものは珍しいと思います。
働き方改革、同一労働同一賃金を見据えた内容としています。ヨーロッパでの同一労同一賃金の成り立ちも含めて今後の雇用のあり方を考えるベースになればと思います。
人材サービス事業者の皆さんからは口に出して言いづらい法制度の不具合についても書かせてもらいました。また、メディアからの正しい理解を得られるよう考慮しました。
労働市場をPEST分析してみました。このようなアプローチは珍しいと思います。過去、現在、未来の雇用環境を俯瞰した上で雇用政策についてのあり方についても提言をしています。
企業経営、ビジネスの視点で書いています。人事戦略として考えて頂ける内容も盛り込みました。逆に人材サービス事業者の皆さんには企業の立場の理解につながるのではないかと思います。