感謝!推定数万人以上に拡散「雇用が変わる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」

お陰さまで、拙著「雇用がわる」について大変ありがたいお言葉をたくさんいただきました。

いろいろな方が、告知してくださったり、私のエントリーをシェアしてくださったりと、この1~2週間で拡散に拡散を重ね、人材サービス事業者の皆さま、企業の人事の皆さまなど、すでに推定数万人以上の方には到達したのではないかと思われます。

すでに多くの方から、「予約したよ」「楽しみ」とお声をかけていただきました。本当にありがたいことです。感謝の言葉しかありません。

これ一冊でとりあえず大丈夫

私が人材サービスに初めて関わったのは1989年、派遣法が施行されてから3年しか経っていないころで、そもそも本やセミナーなど見ることがなかったのです。結局、人材サービスを利用する立場として道なき道を歩みました。

さて、読書の秋、この「雇用がわる」ですが、すでにお伝えしているように、対象として読んでいただきたいのは人材サービスを利用している企業、または利用しようとする企業です。

つまり、人材派遣であれば派遣先企業ですし、アウトソーシングであれば委託元企業の、人事・人材マネジメントに携わる方、現場の運営・マネジメントに携わる方が対象ということです。

私自身がサービスを利用する立場にあったこともあるので、そのような方々の仕事の役にたつよう「一冊読めばとりあえずは大丈夫」というものを書こうと思いました。もちろん人材サービス事業者の皆さんにとっても、とりあえずは大丈夫です。

クライアントも忙しい

なにしろ私自身が、派遣先企業、委託元企業の立場にあったときに、そのような本はなく、すべてにおいて暗中模索だったことを思い出すからです。調べてみると今でもそれらしい本はほとんど見当たりません。

クライアントの立場で考えると、自分が担当する業務が忙しく、人材サービスのことは業務の一部でしかなかったことから、いろいろな書籍を調べてという気にもなれなかったということもあります。

要するに一冊ですべてまとまっているものが欲しいというのがサービスを発注する企業側の気持ちということです。

クライアントの気持ちを裏から見れば

したがって、人材サービスを提供している企業の皆さんから見れば、ある意味、知っていて当たり前のことしか書いていないはずです。

特に人材派遣に携わっている方にとっては、派遣法については平成27年改正法も含めて知らないことはないはずですが、市場動向や海外の状況、雇用に関する考察などは人材サービスに携わる皆さまにもお役に立てるのではないかと思います。

また、クライアント企業はこんなことを考えているのかという観点で、人材サービスに携わる方にもお読みいただきたいと思います。

BPOについては希少な一冊

アウトソーシングについては、現場のマネジメントの視点で書かれた本はほとんどないので、それなりに参考にしていただける内容もあるかと思います。

私自身がBPOを導入した草分け的な存在という自負もありますので、マネジメントから運用にまで寄り添った内容にしたつもりです。

アウトソーシングは個別の対応が必要になりますので実際の業務改善についてはご相談いただく必要がありますが、一般的なことはほとんど抑えたつもりです。

今後のことは一緒に考えましょう

現在の雇用に影響を与えたできごとを大胆にもPEST分析で網羅してみました。「正規3分の1」とかなんとか言われますが、こうなること自体は時代の必然なのです。「けしからん」と言ってもはじまりません。そして、長いスパンでみたときの変革の真っ只中にいることがよくわかるはずです。

そのような大局観をもって雇用問題をとらえることが必要ではないでしょうか。これについては、年功序列…ではなく年の功です。若い方には参考になるのではないでしょうか。

後の雇用については、これは皆さん考えるところはいろいろあり、何が絶対的に正解というものはないと思いますが、私なりにこうあるべき、企業の人材マネジメントもこう変わるべきということを書いてみました。皆さんのご意見もぜひお聴かせください。

こんな使い方もできます

人材サービスを提供する皆さんにとっては「クライアントにはこういうことを理解してほしいのに!」と思うことも多いのではないでしょうか。そんな皆さまの言いたくても言えない気持ちの代弁もしています。

クライアント企業にいた私だからこそ遠慮なくクライアント企業への提言や諫言もしています。クライアント企業へのプロモーションツールとしてお使いください。

また、基本的なことは抑えていますので社内の教育研修ツールとしてもお使いいただけると思います。必要があれば講師にも伺います。お気軽にお申し付けください。

政府に対しても言いたいことをハッキリ書いています。「ほら、ここにこう書いてあるでしょ」と私のせいにしていただいて結構です。ロビー活動にもお使いいただければと思います。

私は「マージン率の開示」は、「日雇派遣原則禁止」や「離職後一年以内の派遣禁止」以前に人材派遣業界の皆さんの誇りを失う筋の悪い最悪な法律だと思っています。マクロ視点で見れば、誇りのないところによいサービスが生まれるわけがありません。

私の考え方の基本は「労働者保護強化、事業規制緩和」です。すでにその筋には導火線を仕込み中です(笑)。

 

学識者、有識者の方が書かれる本とは違った観点で書き進めてみたものです。お目通しいただき、もしもよろしければ、皆さんの周りの方々にもおすすめいただければ幸いです。

予約販売は本日10月14日までです。明日より通常販売となりますのでご注文はお早めに!…特典があるわけではありませんが、キモチが大切です(笑)。

 

雇用がわる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」水川浩之著

明日発売です!ご注文はAmazonからお願いします。

紀伊国屋書店、丸善ジュンク堂などでもご購入いただけると思います。

雇用が変わる

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