先週の金曜日、11月11日に「メンタルイノベーション、ベーシック講座」というセミナーにいってきました。
今年の7月7日に設立されたばかりの「一般社団法人国際メンタルイノベーション協会」によって開催されたもので、今回のセミナーが初めての開催だそうです。つまり、第一期生(笑)。
私自身は、2日前の9日の夜に「何らかのコラボができないか」という話をもらい、「じゃ見に行く」ぐらいの軽い気持ちで参加させて頂きました。
とかく世の中では、メンタルというと壺や水晶玉などのきな臭い悪徳商売が多いとも思ったのですが、講師の先生が京セラご出身と伺い、それならばと伺いました。
結論としては、参加してとてもよかったです。かなり、目からウロコ状態の遠い目。。。
■ 潜在意識に透徹するほどの願望
もともと私は、KDDIの経営企画部にいたときの会長が稲盛和夫さんだったこともあり、京セラの経営哲学であるフィロソフィには深く傾倒しています。もちろん、ほぼ同じ内容のKDDIフィロソフィも同様です。
したがって、稲盛さんが唱える「経営12か条」もそれなりに理解をしているつもりですし、それなりに実践もしてきました。
その「経営12か条」の中に「強烈な願望を心に抱く 潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。」というものがあり、実際に私自身も稲盛さんの仰る「現実の姿がカラーで見えるようになるまで考える」ことで難しい課題を乗り越えてきたことも何度もありました。
もちろん、頭ではこれらを理解していたのですが、このセミナーはそれを実際に体得するもので、本当に驚きの連続でした。
私は、論理的ではないもの、根拠のないものなどはあまり信じない方ですが、自分の身体でそれを体感してしまうと信じないわけにはいきません。
■「潜在意識」と「顕在意識」
「潜在意識」と「顕在意識」という言葉はみなさんもご存知だと思いますが、これ、どちらが「主」でどちらが「従」だか知っていますか?
実は、「顕在意識」が「主」で、「潜在意識」が「従」だそうです。人のもつ意識のうち、10%が顕在意識で、90%が潜在意識。
仕事でもよく「意識が高い」とか「意識が低い」とかいいますよね。それ程、意識というものは重要ということなのだと思いますが、その意識を支配しているのが「顕在意識」なのだそうです。
この「顕在意識」が「潜在意識」にどのように作用し、「顕在意識」をどう使って「潜在意識」を働かせるかを学ぶのがこのセミナー。
なんと6時間に及ぶ長丁場なので、その中身をすべてお伝えすることはできませんが、「国際メンタルイノベーション協会」によれば、こういうことだそうです。
メンタルイノベーションベーシック講座
人は何のために生きているのでしょう? 人は夢や願望を実現するために、そして感謝の心を知るために生きています。「夢」や「願望」を実現していくことは困難なことでしょうか? 私達の答えは「No!」です。 なぜなら私達は「潜在意識」が「夢」や「願望」を実現するすごい力を持っていると知っているからです。「潜在意識」は人間の誰もが持っている意識の名前です。 多くの心理学者達は人間の長い歴史の中で人の心が顕在意識と潜在意識によって成り立っていることを発見しました。そして人間の進化の源に潜在意識が重要な役割を果たしてきたことを解明してきたのです。 本協会は、理事である私達が実際の体験から得た様々な事柄を基に“「潜在意識」が「夢」や「願望」を実現していくプロセス”を講座の中で実証実験を通して、お伝えしていきます。あなたは自分自身について、どのくらい知っていますか? 「知らない」「知らないことだらけだ」という方は、ぜひ 講座を受講してください。 あなたの夢実現のきっかけになるはずです。 |
■ 原因と結果の法則?
「思考は現実化する」(ナポレオン・ヒル)、これも頭ではわかっていても、どうしたらそうなるか、わからないですよね。
このセミナーの中で、最も「顕在意識」を働かせることに有効なツールとして「言葉」が重要だという話がありました。
「言葉には力がある」ということで、よい「言葉」と「感謝」によって「顕在意識」がコントロールされ、「顕在意識」に従属する「潜在意識」が働くということです。
そこで思いだしたのが拙著「雇用が変わる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」の構成。
目次の次の第1章が始まる前に「言葉は言霊」という、正しい言葉を遣うことの重要性を説き、後書きの「結びにかえて」では異例にも4ページにわたって謝辞を申し上げました。
そのことを先生に申し上げると、素晴らしいとお褒めいただき、やっていることは間違っていないと確信できました。これは嬉しい!
■ スプーンが曲がった!
さて、このセミナー、体験が多いので、何度も立ったり座ったりするわけですが、圧巻だったのがスプーン曲げ。
昔、ユリ・ゲラーっていう超能力者、流行りましたよね。このセミナーでは指で撫でてスプーンを曲げるのではなく、両手の力で曲げるのですが、渡されたスプーンはカレーライスを食べるような頑丈なもの。
これを念力や超能力ではなく、「潜在意識」を働かせて曲げるというのです。普通の力では簡単には曲がらないような大学の学食にあるようなスプーンです。
結果はやるまえからわかっていました。なぜなら、このセミナーを通じていろいろなことを体験しているうちに、「必ず曲げる」と私の潜在意識が感じていたからです。
せ~の! グニャ。。。っていう感じでしたね。シリコン製のスプーンを曲げているような感じでした。「俺ってスゴイ!」と思ってしまいました。
■「考え方×能力×熱意」
最後は、稲盛さんの人生の方程式「人生・仕事の結果=考え方×能力×熱意」。これは私自身も得意中の得意な話。稲盛ファンの皆さんはよくご存じの話ですよね。
人材サービス総合研究所のサービスの特長として、「考え方」が最も大切と掲げています。「考え方」が正しければ正しい結果につながるということです。
今回は、その考え方の正しさを潜在意識に組み込むことを身をもって体験したということになります。
久しぶりに稲盛さんの空気に触れたような気がします。非常に有意義な時間を過ごさせていただき、また私自身にも勇気を頂きました。感謝です。
懇親会にも参加させて頂き、多くの皆さんと語り合うことができました。楽しい時間を有難うございました。
アッという間の6時間です。皆さんもぜひ一度、体験してみることをお勧めします!
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