株式会社オピニオン三浦和夫社長今週初め、11月21日(月)に東京・新宿京王プラザホテルで開催された「頑張ろう!人材ビジネス」~月刊人材ビジネス創刊30周年パーティー~に出席させていただきました。

これまで株式会社オピニオンが「月刊人材ビジネス」をとおして業界のイベントを報道することはあっても、その逆に月刊人材ビジネスのイベントが報じられたことは見たことがないので、ここでその模様を採り上げてみます(笑)。

会場に到着すると、「これって政界のパーティ??」と思えるような雰囲気で、思った以上に大々的で驚きました。

まずは、入り口で株式会社オピニオンの三浦和夫社長にご挨拶してから会場の中に入ると、よく知っている皆さんが大勢、その一方でお目にかかったこともない方も大勢。業界の広さと狭さを両方味わえるような雰囲気でした。

日本人材派遣協会水田正道会長最初のアナウンスで250人ぐらい?集まったと聞こえたような気がしますが、目に見える感じでもざっくり300人近くの参加があったのではないでしょうか。

長きにわたって、人材派遣業界を側面から支えてこられた三浦社長ならではのネットワークの広さが伺われました。

祝辞は、長勢甚遠元法務大臣に始まり、厚生労働省の鈴木英二郎派遣・有期労働対策部長、そして業界からは日本人材派遣協会の水田正道会長と続きました。

三浦社長のご挨拶のあとつくばみらい市の片庭市長のご発声で乾杯。なかなか盛大でした。

私の前職では、購読する側でもあり、取材を受ける側でもあり、広告を出稿する側でもあり、何重にもわたってお付き合いの深い関係ではありましたが、それに加えて私が勤務していた事業所が株式会社オピニオンと同じビルに同居していたこともあり、ランチタイムにはよくビル界隈で三浦社長にお会いすることもありました。

たしか三浦社長が執筆された「正々堂々と」の出版記念パーティだったと思いますが、その時にも出席させて頂いたことを覚えています。

そのご著書「正々堂々と」は、当時の業界を取り巻く動向を克明に記しており、非常に興味深いものがあります。

その最終章第6章の最後は「法律よりも倫理が大切だ」とカーネギーの言葉が採り上げられて締めくくられています。

「閑話」としたコラムになっていますが、この項はオマケではなく、実は三浦社長が一番言いたかったことなのではないでしょうか。

業界のさらなる成長は、業界自らの倫理観の向上、それと同時にサービスを受ける企業側の倫理観の向上も必要なのだと思います。そうであれば、労働者派遣法制定の折に事業者の要件として、故高梨昌先生が仰った「経営の基礎が確実であり、かつ、雇用管理能力が十分ある者であって、徳性に問題のない者に許可する」と整合性が合うことになります。

拙著「雇用がわる 人材派遣とアウトソーシング ─ 外部人材の戦略的マネジメント」でも最終章第4章の最後には「敬天愛人」とクライアント企業に倫理観を求める内容で締めくくりました。

業界全体が、「正々堂々と」世のため人のためになるビジネスを展開することを願いたいものです。

本日付で「労働者派遣事業の許可を取消し、特定労働者派遣事業の事業廃止を命じました~「関係派遣先派遣割合報告書」を提出しない事業主に対して実施~」と厚生労働省から公開されましたが、こんなことになる前に経営としてやらなければならないことは多いはずですね。

コンプライアンス云々以前にガバナンスであったり、組織や制度であったり、人材育成であったりと「真の経営力」を身につけることが結局は健全な事業運営を行うために遠回りのようで近道なのです。

日本生産技能労務協会出井智将理事話を元に戻すと、この「頑張ろう!人材ビジネス」~月刊人材ビジネス創刊30周年パーティー~、出井智将日本技能労務協会理事の中締めでお開きとなりました。

久しぶりの新宿で、元同僚と飲みにいき楽しい時間を過ごすことができました。

11月の雪、東京では観測史上初だそうですが、この数日は寒さが続くそうですね。くれぐれも風邪などひかないように。

 

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